スタイリストから見た「お姉さん」と「オバサン」の境界線
スタイリストから見た「お姉さん」と「オバサン」の境界線
昨今の風潮として、女性は「女子」と言う呼び方をされるようになりましたね。
日本の女性たちは、明らかにアンチエイジングに成功しています。
例えば、一昔前の60代の方はおばあちゃんでしたが、今の60代の方はおばあちゃんと呼ぶのは憚られる程若々しい方ばかりです。
もちろん、その下のどの世代も見た目年齢がどんどん若くなっています。
しかし、歳を重ねても「女子」と呼びたくなるお姉さん、残念ながらそうではないオバサン、2つのグループに分かれてしまうのも事実です。
では、どこに違いが出てくるのか、
検証してみましょう!
ファッション
ステキなお姉さん達は、自分に似合うスタイルを分かっていて、セルフスタンダード+トレンドのバランスが最適です。
例えば、シンプルな自分に似合うカラーのニットに、トレンドシルエットのスカート、デザイン性の高いトップスにシンプルなパンツなど。
さじ加減が絶妙で、誰から見てもオシャレでステキなお姉さんに見えるファッションを、よく分かっています。
反対に、オバサンと言われてしまう女性は、その中でも2パターンに分かれます。
1.格好が若すぎる
歳を重ねても、10代や20代前半の女の子がするような、全身ゴリゴリのトレンドに身を包み、年甲斐も無いと思われてしまうパターンが1つ目です。
実際はそれ程老けていないのに、格好が若すぎるが故に、実年齢とのギャップで、オバサン見えしてしまう残念なパターンですね。
このパターンの人は、ファッションが好きと言う人も多いので、少し力を抜いたファッションを心がける事で、直ぐに改善ができます。
まず、一点豪華主義を目指して見てください。
2.自分でオバサンを認めてしまっている
2つ目は、自分はオバサンだと自負してしまい、トレンドにもオシャレにも興味を無くしてしまっているパターンです。
腰回り、お腹周り、ヒップ周りを隠すダボっとしたシルエットばかり愛用し、ヒールはもう10年以上履いていない。
着る色は黒、グレー、ベージュばかりと言う人は、自分が思っている以上に、周りからオバサンと思われているかもしれません。
このパターンの方は、セルフスタンダードの追求をしてはいけません。
まず、トレンドを知りましょう。
自分の年齢に合った雑誌や、ネットで研究しましょう。
それから、少しボディラインを出すファッションに挑戦してみてください。
そして、一番重要なのは、「こんなファッション、してみたいけれど、自分には無理…」のネガティヴマインドは捨ててしまって下さい。
貴女に似合うステキなファッションは、この世に溢れています。
メイク
お姉さんがたのメイクは、見ていて気持ちの良いものです。
清潔感があって、濃い訳ではないのに、キチンとメイクされている印象を受けます。
艶のあるベースメイクに、TPOに合ったカラーメイク、やり過ぎないアイメイク、トレンド感のあるアイブロウ。
何気なくメイクしているように見えて、実はお姉さんがたは、非常にメイクを研究しているのです。
元々の顔の造形がどうとかいう問題ではありません。
ハタチまでは親の遺伝、ハタチを過ぎたら自分のせい、と言う言葉もあるくらいです。
キチンとやろうとするだけで、誰しもがステキなお姉さんになれます。
では、オバサンのメイクはどうかと言うと、こちらは3パターンに分かれます。
1.ノーメイク。
問題外です!
お肌本当に綺麗よねーと、言われて褒められてきた方が、たまに私スッピンなのーと自信まんまんで仰る事がありますが、紫外線や汚染された空気に直接晒されると、お肌は下り坂を急降下します!!
シミシワくすみを自ら助長させる事はやめて下さい。
そして、お出かけの時にスッピンなのは、大人としてNGです。
いくら今自信があっても、周りの人は心の中で「え?外出する時にスッピンなんてありえなーい」と思っていますよ。
2.若い頃とメイクが変わっていない
2つ目は、同じメイクを続けているパターンです。
バブルメイクや、一昔前に流行ったヌーディメイク、若い頃にしていたギャルメイクetc…etc…
自分が絶頂だと思っていた時代のメイクから抜け出せず、それがいいと思い続けている方、結構いらっしゃいます。
毎年メイクは変わります。
そして、自分の顔立ちも、少しずつ変化しているのです。
トレンドを追いすぎる必要は全くありません。
2点変えるだけで、印象はとても変わります。
まず、アイブロウ。
これで顔の印象は決まります。
アイブロウさえトレンドをおさえていれば、ほぼステキなお姉さんになったも同然です。
あと一点は、リップカラー。
秋冬はボルドーやブラウン系、春夏はピンクやオレンジ系という風に、季節感に合ったリップカラーをつけるだけで、オシャレな雰囲気になります。
3.盛り込み過ぎのコテコテメイク
3つ目は、ファッションと同じで、トレンドを追い過ぎてイタくなっているパターンです。
おてもやんのようなチークやバチバチのマツエク、チェリーレッドのリップカラー等、若いからこそ可愛いメイクは、大人の女性には不向きです。
こちらも逆により老けて見える要因になります。
大人の女性らしく、余裕を感じる洗練されたメイクを心掛けましょう。
まとめ
若々しくステキなお姉さんであるために、無理な若い格好も、もうこんな歳だから…という諦めも、全く必要ありませんよ!
自分の年齢も見た目も、全て受け止めた上で、自分が一番輝けるスタイルを目指していってくださいね!
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